さくら名所100選に選ばれた、春の棚田に映る美しき三重津市「三多気の山桜」

「伊勢と大和の境の桜 枝は大和に根は伊勢に」古い馬子唄にこう唄われる「三多気の桜」は雲出川と名張川に分水する室生火山郡随一の霊峰大洞山の美しい山を背景に 咲く、山桜の古木並木である。桜の植樹は平安時代の昌泰年間(899年頃)真福院の開祖でもある理源大師が始まりとされ、その後中世にこの一帯を治めた北畠氏の保護を受けたことから千年からの歴史がある。

伊勢本街道真福院までの参道約1.5kmにかけて続く淡紅色のトンネル「三多気の桜」は「日本の桜名所百選」「全国ふれあいの並木三十選」「東海美の里百選」にも選ばれており、山桜ならではのしみじみとした美しさである。

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たおやかな山容を見せる大洞山を眺めながら桜並木をゆったりと歩くと、古木の側にひっそりと佇む茅葺屋根の家、、山桜と透き通った空を映し出す棚田の水面、「三多気の蔵王堂」と呼ばれる古刹・真福院など桜と競演する様々な風景に出会える

ちなみに真福院は平安時代から蔵王権現の霊場として伊勢・大和両国に知れ渡り、在原業平や平清盛なども参籠しているとのこと。