枝垂れ桜の向こうに微笑をたたえる磨崖仏。奈良県宇陀の大野寺「小糸桜」

奈良県の北東部・室生の里、宇陀川の渓流沿いにひっそりとあるのが真言宗室生寺派の「大野寺」である。役行者が開き、弘法大師が天長元年(824)に室生寺を開創の時、西の大門として堂を建立したと伝わる。寺のそばを流れる宇陀川の対岸の岩に刻まれた高さ約13.8Mの弥勒磨崖仏と紅枝垂れ桜「小糸桜」で知られる。

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山門を入ったところと本堂前に佇む2本の「小糸桜」は樹齢300年の古木である。淡いピンク色の小さな花がこぼれんばかりに咲き誇り、枝が地面に届くほど垂れ下がる大樹であり、山門からは磨崖仏と桜をともに鑑賞できるのであるが、日中はちょっと線刻がはっきり見えないのが残念である。

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奈良在住の写真家であった入江泰吉が生前この桜を紹介したのをきっかけに人気になりました。

 

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